スマホ利用はスマートか?指紋認証にも対応したスマートロック「Ultraloq UL3 BT」

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スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス。スマートデバイスと呼ばれるものが増えましたよね。そんななかのひとつスマートロックの新提案としてクラウドファンディング「Indiegogo」で資金を募っているようです。

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スマホで解錠できるスマートロック

この手のロックが提案するのは、鍵がなくてもスマホのアプリで開けられるというもの。

ところでスマホのアプリで解錠することは本当にスマートなのだろうか?使うシーンをイメージしてほしい。

  1. 扉の前に立つ
  2. おもむろにポケットからスマホを出す
  3. スマホのボタンを押してスクリーンのバックライトを点灯させる
  4. 指紋認証でスクリーンロックを解除する(暗証番号でも可)
  5. ロック解錠アプリを探す
  6. ロック解錠の画面を表示する
  7. ロック解錠ボタンを押して扉のロックを解錠する

っと、多少誇張した表現をしているけど、結構な手順をしないと解錠することができない。

これまで物理的なもので対応していたところを、スマホのアプリで代替しようとするのって結構無理があると思う。少なくともスマートじゃない。

ノックでの解錠も対応しているらしいが、ただスマホをノックするだけで開けられるのかがちょっと分からない。アプリ起動した状態でノックという話だと、最後の7番がノックに変わるだけだなと。

暗証番号や指紋認証にも対応

このデバイスは、スマホアプリの他にも、暗証番号、指紋認証、鍵(下のほうにこそっとあるみたい)でも解錠できるらしい。方法はいろいろありますよと。なんだかこの時点でスマートじゃなくなってきてるよね。

セキュリティ的にも微妙だろう。なんせやぶるための方法が増えるわけだから。暗証番号の画面には指紋がつきにくいとはいえ、4桁の場合など結構あぶない気がする。

いろいろ用意するのは、目玉機能というか売りとなるものがないという表れではないだろうか。自信があればそれ一本で突き進めば良い。それが出来ないからあれもこれもと機能と付けてしまう。そして全然スマートじゃないものが出来上がる。どこかの国の家電でよく聞くような話。

シンプルこそが一番

これならば、普通に鍵を利用したら良いと思ってしまう。そのほうがシンプルで分かりやすい。

いかに売り出したい機能やコンセプトをストレートに伝えるか。それを目指した新しいものを期待しますよー。

Ultraloq Smart Lock: Simplify Your Safety | Indiegogo

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